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旧久富家

旧久富家

旧久富家は、履物商を営んでいた初代久富亀一が、1921(大正10)年に「履物問屋 久富商店」として建てたものです。
旧長崎街道に面して、主屋(東棟)と土蔵(西棟)が並び建っています。主屋間口は約9m、建物の西側部分は土蔵造りです。大正期の貴重な大型町屋として重厚で存在感あふれる造りをしています。
1階の主屋と土蔵の間の通路は、今も南側の川沿いへ抜けることができ、柳町の風情を醸し出しています。

建物裏に作業所がつくられ、下駄の製造も行われ、県内中を手広く営んでいました。主屋の二階と土蔵は、在庫置場として利用されていました。
二代目の吉二は、大分県日田市にも下駄製造所を造り、朝鮮半島へ販路を広げるなど事業を拡大し、県下でも有数の履物問屋でした。営業は、1980(昭和55)年頃まで続けられたといいます。

東棟の店内には梁や土間が残り、また、「履物問屋」と横書きされた木製の看板は今も店内に掲げられ、当時の面影を残しています。

2008(平成20)年度に佐賀県遺産に認定され、2016(平成28)年4月に佐賀市歴史民俗館に追加されました。
2015(平成27)年に建物の外観の特徴を保存しつつ、内部のリノベーションが行われました。
現在、1階はカフェ、フォトスタジオが入居し、2階はスペースを分割し複数のテナントが入りアトリエやスタジオなどとして活用されています。

      

テナント紹介

101 〔こねくり家(ものづくりカフェ)〕

くつろぎのカフェスペースで美味しいランチを。ものづくりも気軽に楽しめます。
詳細については、こちらをご覧ください。

102・204 〔ハレノヒ(写真館)〕

まちの小さな写真館です。写真でまちを元気にしたいと思っています。
詳細については、こちらをご覧ください。

201・202 〔よそほひ処 二葉(美粧スタジオ・和装小物販売店)〕

衣装、ヘアメイク、着付け、3Dフィギュアで装いに楽しさをお手伝いします。
詳細については、こちらをご覧ください。

203 〔香蓮〕

ブレンド薬膳茶の販売、薬膳茶のカウンセリング及び製作
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205・206 〔くみひもや 絆(紐作り)〕

帯〆や小物を手作りしております。お気軽に体験にいらしてください。
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207 〔グラスパレット(ステンドグラス工房)〕

色鮮やかなガラスの魅力を体験できます。簡単な作品も作れます。
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208 〔ハレノヒ・minade(クリエイティブコンサルタント)〕

県内外のアート&テクノロジーとクリエイター達を紹介するミニギャラリーです。

アクセス

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